CEV補助金が減額へ。注文済みの車はどうなる?|bZ4X購入者が確認した変更点
2026年10月21日、CEV補助金の見直しが発表されました。2027年1月1日以降に新規登録・届出をする車両には、新しい補助額が適用されます。
すでに注文して納車を待っている人にとって気になるのは、「注文時に見込んでいた補助金はどうなるのか」ということだと思います。
私もその一人です。9月にトヨタbZ4Xを注文し、現在の案内は1月納車。注文したZ FWDの補助額は、登録時期によって130万円と78万円に分かれます。
この記事では、まず制度変更と自分の車の確認方法を整理し、そのうえで、私の購入計画への影響を書きます。
※制度情報の確認日:2026年10月24日。国の令和7年度補正CEV補助金についての記事です。自治体独自の補助制度は別途確認が必要です。
CEV補助金はいつから変わる? 注文済みでも登録時期を確認
今回公表された補助額の区分は、注文日ではなく新規登録・届出の日付によるものです。発表前に注文したというだけで、従来の補助額が確保されるとはいえません。
また、納車日は登録日と同じとは限りません。「1月納車予定」と聞いていても、実際の登録見込みは販売店に確認する必要があります。私自身も、登録日はまだ確定していません。
出典:次世代自動車振興センター 10月21日のお知らせ(2026年10月24日確認)
自分の車はいくらになる? 車種によって減額幅は異なる
公式一覧から、EV・軽EV・PHEVの例を抜き出しました。表の金額は交付を保証するものではなく、申請受付や各要件を満たすことが前提です。
| 車両の例 | 2026年4~12月登録 | 2027年1月以降登録 |
|---|---|---|
| トヨタ bZ4X Z FWD | 130万円 | 78万円 |
| 日産 アリア B6 | 129万円 | 77.4万円 |
| 日産 サクラ X | 58万円 | 45.8万円 |
| 三菱 アウトランダー P(5人乗り) | 84万円 | 50.4万円 |
※表の金額は公表された補助額で、受付の継続や交付を保証するものではありません。車両コード:bZ4X Z FWD=1093、アリア B6=1、サクラ X=451、アウトランダー P(5人乗り)=865。各車名の全仕様を代表する表ではありません。
bZ4Xは40%減ですが、サクラ Xは約21%減です。すべての対象車が一律に40%減るわけではありません。
自分の車を調べるときは、公式一覧で車名を検索し、グレード・型式を照らし合わせてください。同じ車名・グレードでも行が分かれている場合があります。たとえばアリア B6は、類別区分番号の違いで2つの行に分かれていました。類別区分番号や車台番号の指定があれば、それも確認します。該当する行が分からなければ、注文書を用意して販売店と確認すると整理しやすくなります。
出典:次世代自動車振興センター「銘柄ごとの補助金交付額」令和8年10月21日現在(2026年10月24日確認)
新しい補助額の公表と、申請を受け付けてもらえるかは別
気になるのは金額だけではありません。10月9日公表の受付終了見込みは、2026年12月上旬~12月下旬目処です。申請状況によって前後するため、1月以降の金額が公表されたことを、1月まで受付が続く保証とは捉えられません。
現行事業の最終期限は、対象となる初度登録・届出が2027年2月1日まで、申請書の到着が2027年2月12日(必着)です。ただし、申請書は到着順に受け付けられ、予算額に達した場合はその前日(営業日)で受付が終わります。
| 登録時期 | 受付中に申請でき、要件を満たす場合 | 受付終了後 |
|---|---|---|
| 2026年4~12月 | その期間の金額で審査対象 | 現行事業では申請不可。別予算での対応は未決定 |
| 2027年1月~2月1日 | 見直し後の金額で審査対象 | 現行事業では申請不可。別予算での対応は未決定 |
今の予算が終わったあとに別の補助金で申請できるかは、公式FAQでは「現時点では決定している事項はありません」とされています。過去には、翌年度の補助金で年明け以降の登録車を対象にした例も紹介されていますが、FAQ自身が「あくまで過去の例」としています。
年内登録でも受給が確約されるわけではありません。登録の見込みと、書類をそろえて申請できる時期を一緒に確認することが大切です。
出典:申請受付終了見込み時期について、登録(届出)期間と受付期間の最終期限について、CEV補助金(車両)FAQ Q0 No.3(いずれも2026年10月24日確認)
私のbZ4Xでは52万円の差。納車の案内は12月頃→2月→1月
ここからは、私自身のケースです。
2026年9月12日に、トヨタbZ4X Z FWDを注文しました。ボディーカラーは黒です。家族4人で、10年ほど乗るつもりで選んだ車です。

| 時点 | 案内された納車時期 |
|---|---|
| 2026年9月12日の注文時 | 12月頃 |
| 注文の翌週 | 2月 |
| その後の連絡 | 1月 |
注文時に聞いていたのは12月頃という見込みです。その翌週に2月納車と案内され、その後、1月になるとの連絡を受けました。
その時点では、補助金は続き、金額も変わらないか、減っても少しなのではないかと考えていました。これは私自身の予想です。
今回の発表を見たときは、まさかここまで減るとは、という気持ちでした。
注文したZ FWD(型式ZAA-XEAM11)について、公式一覧の130万円と78万円の差は52万円。ただし、私の登録日や交付額が決まったわけではありません。現時点では、購入時に想定していた資金計画との差として考えています。
補助金をローンの繰上返済に充てることも検討していたので、金額が少なくなれば、その分だけ返済に回せる資金も変わります。毎月の返済がいくら変わるかは借入条件や繰上返済の方法によるため、52万円を単純に月数で割って判断することはできません。
試乗で感じた乗り心地や車内の雰囲気も、購入を決めた理由です。その一方で、試乗レビューに「この価格で、さらに補助金が出るなら、私の中ではbZ4Xで決まってしまいます」と書いたとおり、補助金を含む支払額も大きな判断材料でした。
乗り心地や積載性については、bZ4X Zの試乗レビューにまとめています。
注文済みの人が、いま販売店と確認したいこと
私が次に確認したいのは、次の点です。
- 納車予定とは別に、登録はいつになる見込みか
- 注文した仕様に対応する車両コードと、その登録時期の補助額はどれか
- 支払いと必要書類の準備はいつ完了し、誰が申請するのか
- 申請期限と予算による受付終了に対し、どのような段取りになるか
- 今回の見直しについて、メーカーや販売店から案内が出ているか
申請期限は「原則1か月」だけで判断しない
申請書の提出期限は、登録日までに支払いの手続きが済んでいるかで変わります。
| 場合 | 申請書の提出期限(消印有効) |
|---|---|
| 原則:登録日までに支払い手続きが完了している | 初度登録日から1か月 |
| 例外:登録日までに支払い手続きが完了していない | 初度登録日の翌々月末日 |
どちらの場合も、事業の最終期限は2027年2月12日(必着)で、それより前に予算に達すれば受付はそこで終わります。個別の期限内であっても、受付終了後に届いた申請は受け付けられません。
なお、登録と支払いの手続きが済んでいれば、納車前でも申請できるとされています。下取車がある場合は、下取車の入庫後に販売会社が作る「下取車入庫証明書」も必要です。
支払いを確認する書類は、購入形態で違う
何をもって「支払い手続きの完了」とするかと、必要な書類は、契約の形によって違います。銀行のマイカーローンとクレジット契約を同じものとして扱わないよう注意します。
- クレジット契約・保証方式の契約:FAQでは、申請者との契約の締結が完了した時点で「支払い手続きの完了」とされています。クレジット会社から販売会社への支払いが済んだ時点ではありません
- 銀行のマイカーローンのように、借りたお金で販売店へ代金を支払う形:販売店への支払いが済んでいるか、それを示す書類(申請者宛の領収証、または銀行発行の振込証明書)を確認することになります
- 所有権留保付きの購入(車の所有権が販売会社やローン会社に残る形):応募要領では、領収証があっても、申請者が契約者になっているローン・クレジット・保証・割賦などの契約書の写しが必ず必要とされています。申込書では申請できません
告知でも、ローン契約なのに契約書の写しが添付されていない、といった不備が解消されないと交付できないと注意されています。受付終了が近い時期は不備を直す時間も短くなるので、書類は先にそろえておきたいところです。
交付決定までの目安と、入金日は別
公式FAQで示されている「概ね3~4か月」という目安は、申請書類が到着してから交付決定までの期間です(不備があればさらに延びます)。振込は交付決定のあとで、振込予定日は「補助金交付決定通知書兼補助金の額の確定通知書」に記載されるとされています。申請の時点で入金日が決まるわけではないため、補助金による繰上返済の時期も余裕を持って考えます。
出典:CEV補助金(車両)FAQ Q0 No.5・No.12、Q1 No.1〜No.5、Q4-3、登録(届出)期間と受付期間の最終期限について、応募要領 Ⅰ-3 申請から交付までの流れ、応募要領 Ⅱ-1-A 個人_販売店購入 必要書類一覧(いずれも2026年10月24日確認)
補助金の額を確認するだけでなく、「自分の車がいつ登録され、いつ申請できるのか」まで分かると、購入時の資金計画を見直しやすくなります。私もまず、この点を販売店と確かめたいと思います。
