テーラーメイド Qi10 MAX ドライバー 評価・レビュー|スライスが半減した優しさと、手放した理由
梅雨が明けて、朝からもう暑いですね。ラウンドの予約を入れるたびに熱中症対策のことばかり考えている今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。こんにちはGadget EspritのHACHIYAです、当ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は私HACHIYAが使っていたドライバー、TaylorMade Qi10 MAX(テーラーメイド キューアイテン マックス)を紹介していきます。
先にお伝えしておくと、このドライバーは2026年6月に手放しました。性能に不満が出たからではなく、役割の重なるクラブを整理したためです。2024年5月に借りて使い始め、その年の11月に自分用をカスタムで注文。そこから約20ラウンド。買って終わりではなく、削れたソールも、下取りに出したときの金額も含めて、手放すまでに分かったことを全部書いておきます。
※人気の商品は在庫や価格が変動しやすいので、気になる方は最新の価格・在庫だけでも先にチェックしておくと安心です。
先に結論
- 曲がり幅は確実に減りました。OBが1回も出ないラウンドもありました
- 平均スコアは110前後から100前後へ。ベストは94が出ました
- 飛距離が伸びるクラブではありません。曲がりを抑えるクラブです
- ダフりを繰り返して、ソールのクリア層が削れカーボンが露出しました😥
- 2026年6月に下取りへ。57,850円で買って査定は27,300円でした
- 今から買うなら…MAX系が欲しい方には値頃なQi10 MAXはあり。私が今選ぶならQi4Dのコアモデルです
購入の経緯
先に自己紹介しておくと、当時は平均スコア110・ヘッドスピード40前後、持ち球はスライス、悩みは「スライスと飛距離不足」という、ごく普通のアマチュアゴルファーです😅
Qi10シリーズが発売されてすぐの頃、よく一緒にラウンドする方が買ったものの『自分には合わない』とのことで、貸してもらえることになりまして。半信半疑で使ってみたら…いつもならOBになるスライスの幅が、体感で半分くらいに収まる。『優しさ』ってこういうことか、とはっきり体感できるクラブでした。
ちなみに貸してくれた方は『大きいヘッドが降りにくい』と言っていました。ヘッドスピードが速くてよく飛ぶ方だったので、MAXの投影面積が合わなかったのだと思います。同じクラブでも、振れる人とそうでない人で評価がひっくり返るんだな、と思った出来事でした。
結局その借り物を半年ほど使い続けて、これは間違いないと、テーラーメイドのカスタムで自分用を注文してしまいました。
届いてからも打ちっぱなしで慣らすことはせず、いきなりラウンドで使いました。そこで人生でいちばん飛んだ一発が出てしまい、完全に気に入ってしまったわけです😀

スペック紹介
メーカー公表スペックと、私のカスタム内容をまとめておきます。
- ヘッド体積:460cc
- 慣性モーメント(MOI):10K級(高慣性で寛容性が高いのがQi10 MAXの特徴)
- ロフト(純正展開):9° / 10.5° / 12° 私のチョイス:9.0°(いつもは10.5°、今回は9.0°に。それでも十分球は上がります)
- シャフト:Diamana WB 53 S(カスタム)
- 長さ/バランス:45インチ/D4.0(標準45.25インチを0.25インチ短く)
- グリップ:純正 TM Tour Velvet 360(後日 IOMIC スティッキー ブラックアーミー 2.3 に交換)
- 価格:定価95,700円(税込)/購入価格57,850円(2024年11月時点・Yahooショッピング)



カスタムならではの所有感
テーラーメイドカスタムで注文すると、ちょっと嬉しい特典が付いてきます。



セッティングは何をどういじったか
- ロフト調整(スリーブ):STDのまま。9.0°でも球が上がってくれたので、触る必要がありませんでした
- 長さ:45インチ(標準から0.25インチ短く)。振りやすくなるかなと詰めたのですが、使ってみると45.25インチのままでも良かったかな、という程度の差でした
- シャフト:Diamana WB 53 S。ディアマナが好きで(今もBBとGTを使っています)、YouTubeでこの組み合わせが良いと紹介されていて、カスタムで選べたので挑戦しました
- グリップ:IOMIC スティッキー ブラックアーミー 2.3。アイアンと同じものにしたかったからです。グリップは劣化していなければ気分の問題だと思っています😅
- ティーの高さ:35mm目安のティーを使って、基本は低めにしていました
実際に使ってみた弾道と打感
まず弾道は高め。普段は10.5°を使っていましたが、9.0°にしても球はしっかり上がってくれます。
打感・打音は、カーボンフェース特有の手応えでした。前に使っていたのはステルスグローレ プラスで、こちらは当たった場所が分からないというか、手に何も返ってこない感じで。音も『ポーン』と軽く、飛んではいるのに実感が薄いクラブでした。Qi10 MAXに替えて、少し金属っぽい打音になり、打点の手応えが返ってくるようになったのが一番の違いです。
飛距離は「普通」で、劇的に飛ぶわけではありません。でも方向性がとにかく良い、曲がらない。スライサーの自分が「打った瞬間、これはOBだ…」と思った球が、ラフあたりで止まってくれている。この安心感が一番の価値でした。
スコアはどう変わったか
数字で残しておきます。
- 平均スコア:110前後 → 100前後
- ベストスコア:94
- ドライバーのOB・大曲がり:出ても後半に2〜3回。OBが1回も出ないラウンドもありました
- フェアウェイキープ:14ホール中6回くらい
フェアウェイキープ6回という数字だけ見れば、上手くなったとは言えません。それでも体感として強く残っているのは、外してもOBではなくラフで止まっていることでした。1打罰と打ち直しが減れば、それだけでスコアは変わります。
スコアが縮まったのはクラブだけの力ではないと思いますが、ティーショットで大きく壊れる回数が減ったのは、間違いなくこのドライバーのおかげでした。
スコアがここまで来るのに何をしてきたかは、35歳から始めたゴルフ|100切りまでの上達記録にまとめています。
気になったところ
- 飛距離が特別伸びるわけではない(曲がり幅を抑えるタイプ)
- アドレス時の投影面積が大きい=構えたときヘッドが大きく見える ※好みによる
- 弾道が高めなので、風の強い日は流されやすい ※コース条件による
- シャフト選びの影響が大きい。純正のまま使うより、カスタム前提で考えたほうが良いという声は他のユーザーからも多く見かけます
なお冬に飛ばなくなるのは、道具ではなく私の体が縮こまっているせいです😅 打感そのものは季節で変わりませんでした。
【長期使用】約1年7か月・20ラウンド使ってどうなったか
2024年11月に自分用を買って、2026年6月に手放すまで。約1年7か月、20ラウンドほど使った状態を残しておきます。
- ソール:ダフりを繰り返した結果、クリア層が削れてカーボンが露出しました。ドライバーでダフるなという話なのですが😥
- 打感・打音:買ったときから変化を感じませんでした
- シャフト:ヘタリを感じることはありませんでした
- ヘッドカバー・グリップ:気になるほどの消耗はありませんでした
使い込んで真っ先に来たのはソールでした。クラウンやフェースより、地面と当たる場所から傷んでいきます。裏を返せば、それ以外はほとんど買ったときのままだった、ということでもあります。
なぜ手放したのか
2026年6月に手放しました。壊れたわけでも、不満が出たわけでもありません。
バッグに Callaway ELYTE と YAMAHA RMX VD/M ドライバー STEADY ver を入れていて、安定性はRMX VD/M STEADY verでなんとかなりそうだったので整理した、というのが理由です。ドライバーを2本入れている時点でクセが強い自覚はあります😅 それでも役割が重なるなら、どれかを手放すしかありません。
下取りに出したのはGDOで、PRGRの02アイアン(2023)を買うときに一緒に。査定は27,300円でした(2026年6月時点)。2024年11月に57,850円で買っているので、1年7か月で30,550円の目減り。20ラウンドで割ると1ラウンドあたり1,500円ほどです。手放してみて、思っていたより価値が残るクラブだったと感じました。
中古で買うなら、どこを見るか
自分がソールを削ってしまった側なので、ここは実感を持って書けます。見るべきはソールです。
フェースやクラウンは構えたときに目に入る場所なので、出品写真でもたいてい丁寧に写っています。一方でソールは、擦り傷やクリア層の剥がれが出やすいのに写真が甘いことがあります。カーボンが露出していないかまで確認したいところです。
その傷が性能にどこまで影響するかは、私には判断できません。カーボンが露出している個体を検討するなら、販売店に状態と性能面を確認してから決めるのが安全だと思います。ただ、その1本がどう扱われてきたかがソールに出るのは確かです。
※アルペン(Alpen Online)を2026年7月31日時点で確認したところ、Qi10 MAXの新品の取扱いは見当たらず、中古が1,400点以上並んでいました。価格はおおむね25,000〜50,000円で、標準シャフトのモデルもカスタムシャフト仕様もあります。中古で探すなら選択肢は多いです。ゴルフ5・アルペンでQi10 MAXを見る
今から買うならどれか|Qi10 MAX / Qi35 MAX / Qi4D
Qi10は2024年のモデルです。その後 Qi35(2025年)→ Qi4D(2026年) と2世代進んでいるので、今から買うQi10 MAXは2世代前ということになります。
ただ、Qi10 MAXの売りだった慣性モーメント10K超という寛容性は、後継のQi35 MAXにも受け継がれています。「曲げたくない」という一点で選ぶなら、Qi10 MAXが持っていたものは今も古びていません。
- MAX系が欲しいなら:Qi10 MAXは評価が高いわりに値段が落ち着いてきているので、選択肢としてありだと思います
- コアモデル(無印)で考えるなら:Qi4Dの評価が高いので、私が今から買うならこちらを選びます
値段の実際も見ておきます。2026年7月31日時点のアルペン(Alpen Online)では、Qi4Dのドライバーが新品で107,800円から。いっぽうQi10 MAXは新品の取扱いが見当たらず、中古が25,000円台からという状況でした。
3〜4倍の価格差があります。「とにかく曲げたくない、予算は抑えたい」なら中古のQi10 MAX、「最新のものを長く使いたい」ならQi4D、という分かれ方になると思います。
※Qi35・Qi4Dは私が実際に使ったクラブではありません。ここは各モデルの位置づけと、その時点で確認できた価格の話として読んでください。
Qi10 MAX と Qi35 MAX の違い
「MAX系の中でどっちを選ぶか」で迷う方が多いと思うので、公表されている情報を並べておきます。
| 項目 | Qi10 MAX | Qi35 MAX |
|---|---|---|
| 発売年 | 2024年 | 2025年 |
| 慣性モーメント | 10K級 | 10K超を維持 |
| 公式が挙げる進化点 | 慣性モーメント10Kの到達 | 有効打点エリアの拡大/ミスヒット時の初速維持 |
| 筆者の使用 | 約20ラウンド(2024年5月〜2026年6月) | 使用なし |
表のいちばん下が大事なところで、Qi35 MAXは私が使っていません。打感や飛び方を私の言葉で比べることはできないので、ここは公表情報の整理として読んでください。
他のユーザーの評価はどうか|口コミと試打データで答え合わせ
自分の感じ方が特殊なのか気になったので、口コミサイトの評価点と、プロが計測した試打データを見てみました。
| サイト | 評価 | 口コミ件数 |
|---|---|---|
| ゴルフダイジェスト ギアカタログ | 4.2(5点満点) | 162件 |
| スポーツナビ クチコミ | 5.9(7点満点) | 36件 |
いずれも2026年8月時点です。どちらも高評価の部類に入ります。
良い評価でいちばん多いのは「曲がらない」
繰り返し出てくるのは「曲がらない」「ミスに強い」「ティーショットが安心」の3つでした。OBが減った、曲がってもラフで止まる、という声が目立ちます。私の体感とほぼ同じです。
逆に飛距離の評価は割れます。前のクラブから10〜20ヤード伸びたという人もいれば、飛距離は変わらず「ティーショットの安心感が価値」という人もいます。私は完全に後者でした。
「曲がらない」は数字にも出ている
みんなのゴルフダイジェストが2024年1月10日に公開した計測企画で、プロがわざと打点をずらして打ったデータが出ていました。ヘッドスピード47m/s前後です。
| 打点 | ヘッドスピード | ボール初速 | スピン量 | 曲がり幅 |
|---|---|---|---|---|
| 真ん中 | 47.0m/s | 67.8m/s | 3,382rpm | 8.4yd左 |
| トウ側 | 46.7m/s | 67.9m/s | 3,238rpm | 1.9yd右 |
| ヒール側 | 46.8m/s | 66.6m/s | 4,096rpm | 22.0yd左 |
注目したのはトウ側です。芯を外しているのに、ボール初速が真ん中とほとんど変わっていません(67.8→67.9m/s)。「多少ズレても球が死なない」というのは、こういうことなんだと思います。私が「打った瞬間これはOBだと思った球が、ラフで止まっている」と感じていた中身は、たぶんこれです。
一方でヒール側は初速が落ち、スピンが増えて、22ヤード左へ飛んでいます。ミスの方向には偏りがあるということです。ここは後述の「捕まりすぎる」という不満と話がつながります。
不満として挙がっていることと、私の実感
高評価が多い一方で、繰り返し指摘されている点もありました。1年7か月・20ラウンド使った私の実感と並べます。
| 口コミで挙がっていた点 | 私の実感 |
|---|---|
| 前のモデルより飛距離が落ちる | 近いです。ただ私の場合は「落ちた」というより飛距離は普通。劇的に飛ぶクラブではありません。そこは承知のうえで方向性を取りました |
| カーボンフェースで芯の位置が分かりにくい | 私は逆でした。前に使っていたステルスグローレ プラスのほうが手応えが返ってこず、Qi10 MAXに替えて打点の手応えが分かるようになりました。何と比べるかで評価が変わる部分だと思います |
| 捕まりすぎてチーピンが出る | スライスに悩んでいた私にはむしろ利点でした。ただ上の計測でもヒール側は22ヤード左に曲がっているので、持ち球がドローの人は試打で確かめたほうが安全だと思います |
| ヘッドが重い・振り負ける | 私は感じませんでした。長さ45.25インチ・総重量304〜310gという標準的な仕様で、20ラウンド使って「重くて振り切れない」と思ったことはありません。ヘッドスピードや体力によるところが大きい項目だと思います |
| 純正シャフトのままでは合わない | これは私も同意見です。実際にシャフトをカスタムして使っていました(→「セッティングは何をどういじったか」) |
| 価格が高い | 新品はたしかに高いです。今から狙うなら中古という選択もあります(→「中古で買うなら、どこを見るか」) |
こうして並べると、評価が割れている理由がはっきりします。「飛ばすクラブ」として買うと評価が下がり、「曲げないクラブ」として買うと評価が上がる。口コミの割れ方は、この期待値の差から来ているように見えました。
まとめ(どんな人におすすめ?)
- おすすめ:初心者〜中級者/球筋を細かく考えず楽に振りたい人/スライスに悩んでいる人
- 向かない:自分で球筋をコントロールしたい人/ドライバーの操作技術で飛距離を出したい上級者/ヘッドスピードが速く、大きいヘッドが振りにくいと感じる人
このクラブで変わるのは飛距離ではなく、ティーグラウンドに立ったときの気分です。OBの心配で振り切れなかった人が、とりあえず振ってみようと思える。その差がスコアに出てくる、という感覚でした。
よくある質問
- Q. 初心者でも扱えますか
はい。むしろミスに強いので初心者〜中級者向きだと思います。私も平均110の頃から使い始めました - Q. ロフトは9.0°と10.5°のどちらがいいですか
私は普段10.5°を使っていましたが、カスタムでは9.0°を選び、それでも球はしっかり上がりました。ヘッドスピード40前後でこの結果です。迷うなら試打をおすすめします - Q. スライスは直りますか
直るというより曲がり幅が小さくなるという表現が近いです。スライス自体は出ます - Q. 飛距離は伸びますか
私は伸びませんでした。曲がりを抑えるクラブだと考えたほうが期待とのズレが少ないと思います - Q. シャフトは純正のままでいいですか
私はDiamana WB 53 Sにカスタムしました。カスタム前提で考えたほうがいいという声は他のユーザーからも多いです - Q. 中古で買っても大丈夫ですか
ソールの状態をよく見れば選べると思います。私はダフりでクリア層を削り、カーボンを露出させました - Q. 今から買うのは遅いですか
2世代前にはなりますが、10K級の寛容性は今も通用します。MAX系を安く手に入れたい方には選択肢だと思います - Q. Qi10 MAXとQi35 MAXの違いは何ですか
発売年(2024年と2025年)と、公式が挙げる進化点が違います。10K級の慣性モーメントはどちらも維持しています。ただしQi35 MAXは私が使っていないので、打感や飛び方の比較はできません - Q. ソールのカーボンが露出した中古品は避けるべきですか
性能への影響は私には判断できません。避けるかどうかを自分で決めず、販売店に状態と性能面を確認してから判断することをおすすめします - Q. ヘッドスピード40前後でも使えますか
私がまさに40前後で、20ラウンド使いました。9.0°でも球は上がりましたし、扱いにくさは感じませんでした。逆に、貸してくれた方のようにヘッドスピードが速い人は「大きくて降りにくい」と感じることがあるようです
購入はこちら
ここまで書いてきたことをふまえると、選び方はだいたい2つに分かれます。
- 予算を抑えて、曲がり幅を減らしたい → Qi10 MAX。新品はほぼ流通しておらず中古が中心です
- 最新モデルを長く使いたい → Qi4D。私が今から買うならこちらです
※私の個体はテーラーメイドカスタム(Diamana WB 53 S・45インチ)です。下の商品リンクは純正シャフトのモデルなので、まったく同じ組み合わせではありません。
スライスで悩んでいた自分にとっては、ラウンド中の精神的なストレスがかなり減った一本でした。手放した今でも、あの2年でティーショットが怖くなくなったのは確かです。同じ悩みを持つ方の参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。以上になります。
※今バッグに入れている Callaway ELYTE と YAMAHA RMX VD/M ドライバー STEADY ver は、ラウンドを重ねてから改めて書きます。
あわせて読みたい
次に読むなら

